かつてウェブサイトは「集客」ツールでしたが、競争が激しくなった現在では、
「差別化」、「イノベーション」ツールへと変化してきています。
だからこそ、ウェブサイトには「戦略」が必要になりました。
今回は、「戦略」の立て方、および、戦略をマーケティングに
落とし込む方法をご紹介いただきました。
<第一講演> 『戦略でマーケティングのすべてが変わる』
2010年ごろまでは急成長を続けていたネットショップの多くが苦境にあえいでいます。
いまは調子が悪いだけで、頑張ればまた良くなる、と思っている方もいるでしょう。
しかし、もう元には戻りません。
なぜなら、あなたの売り上げが減っている原因は、あなたの社内ではなく、環境にあるからです。
プロダクトライフサイクルという考え方があります。
市場の成長を4つの段階に分け、それぞれの戦い方を明らかにしています。
市場の導入期は早期参入、成長期はシェア拡大、成熟期は差別化、
衰退期はイノベーションです。
数年前まで成長期に合ったネット通販業界は、今日う激に競合が増え、
いまや成熟期に差し掛かっています。
いま必要はのはシェア拡大ではなく、差別化なのです。
シェア拡大から差別化へ、具体的な戦い方を買えるとはどういうことでしょうか。
簡単に言えば、こういうことです。
・マーケティング→戦略
・モール→独自ドメイン
・集客→商品・サービスのオリジナル化
まず必要なのは、マーケティングレベルではなく、
一段上の戦略レベルで事業を見つめ直すことです。
自社が「選ばれる理由」さえ明らかにできれば、
あとはそれをマーケティングによって伝えるだけです。
戦略+一気通貫、それがインターネットが生んだ超競争時代の戦い方なのです。
本セミナーでは、なぜいま戦い方を変えなければならないのか、
3Cフレームワークを使って分かりやすく、
さらに、事例紹介を通して、集客の考え方の変化、サイトのコンテンツとは何か、
構造設計とは何かなど、ネットショップがいま具体的にやらなければならないことをお伝えいただきました。
<講師紹介>
権 成俊様
株式会社ゴンウェブコンサルティング 代表取締役
経営/ウェブ/ECコンサルタント
1973年、横浜生まれ。1997年より、ソフトバンク株式会社にてIT関連商品のECサイトディレクションに従事。2002年にゴンウェブコンサルティング創業。日本のウェブコンサルティングの先駆者として活躍。ウェブを活用したイノベーション支援を得意とする。
著書
・アマゾンにも負けない、本当に強い会社が続けていること
翔泳社
・ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング
[新版]Google Analytics経営戦略 (WEB PROFESSIONAL)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
・「仮説」「実施」「検証」で利益を最大化!
“キーワード有効度調査”からはじめるSEM戦略
アスキー
<第二講演> 『リスティング広告は自動化の時代』
これまでのリスティング広告の必勝パターンが変わろうとしています。
今までは緻密にアカウントを構築し、入札単価調整や分析に時間を
たくさん割くことで成果を上げることが出来ましたが、
自動化(機械学習)の進化によりシンプルな設計でも成果を
上げることが出来るようになりました。
2017年3月時点では、まだ入札単価調整の自動化だけなので
キーワードの選定や広告文の作成はまだ人が作成しなければなりませんが、
3C分析を使った戦略を反映させることで比較的考えやすくなると思います。
入札単価調整の自動化ツールは以前からも存在はしていましたが、
どれくらい進化しているのかを今回お話したいと思います。
現在の入札自動化ツールの実力を知ることで、
より自動化(機械学習)に寄り添えるのではないかと思います。
また、自動化(機械学習)の最適なアカウント構成の作り方もお話しますので、
自動化の進化はわかったけど現場レベルでどうやればよいのかといった
事のないように、実践レベルのお話をいただきました。
<講師紹介>
鳴海 拓也様
クロスシナジー株式会社 代表取締役
リスティング広告運用代行/ウェブコンサルタント
2005年より、大手広告代理店にてリスティング広告に従事。豊富な実績とノウハウが認められ、2011年にGoogle社から日本で2人目となるGoogle AdWordsトップコントリビューターに選ばれる。2013年にクロスシナジー株式会社創業。現在は日本唯一の5年連続Google AdWordsトップコントリビューターとして、米国Googleとのコネクションを生かし、Google AdWordsの最新情報やノウハウを伝えるセミナーも行う。身長185㎝、高校時代は野球部。
<開催日時>
2017年3月18日(土)
<会場>
ソニーペイメントサービス株式会社様
※ご厚意でご提供いいただきました。ご協力誠にありがとうございます。
<ご参加の方へ資料配布しております>
講師のご厚意により講座の資料をいただきましたので配布しております。
JFEC会員の方には可能な範囲で配布しましたが、登録のメールアドレスによっては
届いていない場合があります。
資料が届いていないJFEC会員の方、非会員でご参加の方は、下記まで資料をご請求ください。
【締切り:3月31日(金)】
件名:「3月18日定例会資料請求」
宛先: jfec@s.memail.jp
本文:参加の際にご登録いただいた会社名または店舗名を必ず記載してください。
上記要件を満たさない場合や、定例会不参加の場合はお返事いたしかねます。
締切り以降順次返信メールにて資料を配布いたします。