ネットショップのページ制作については、まずは、どのようなページがあるのかを理解することが重要です。大きくわけて、トップページ、分類ページ、商品ページ、買い物カゴの中、レジ(お支払いやお届け先指定など)の5種類です。それぞれ重要な役割があります。なかでも、重要な商品ページでの接客はどう考えたらよいのでしょうか?
トップページはお店の玄関です。プレスリリースなどでの紹介URLとしてももちろんですが、いろいろな目的でご来店してくれた方がトップページからそれぞれの目的ページへ誘導される事が重要なポイントです。分類ページは商品群や情報群のまとまりのページです。そしてネットショップで買うか買わないかを具体的に考える商品の紹介ページ(買い物ボタンがついているページ)です。買い物籠やレジでやり方がわからず買うのをやめてしまう事を『カゴ落ち』といいます。
ページ制作での必要条件は、『わかりやすい事』です。ユーザビリティー(使いやすさ)アクセサビリティー(利用しやすさ)もつきつめると結局は『わかりやすい』ということです。設定したお客様がわかりやすいのかどうかというのは、必要最低限の基本項目となりますので、チェックを欠かさずに注意することが重要です。基本は初級中級上級にかかわらず、すべてステージの方に共通して重要な事です。
それでは、ネットショップの売上げに一番大きく左右する商品ページをどのように考えればよいのかと言うお話に進みましょう。
『お客様が商品を購入するしないを考える方法』
お客様の購買に至る考え方は、思考法という形で説明できますが、ほとんどの場合が、演繹法(三段論法から導き出す)か帰納法(因果関係から導き出す)で買うか買わないかを決めています。お店が商品の説明をする際は、演繹法をつかって説明するのが基本です。
商品ページを作るときに用意するモノ(コト)
■商品の特徴
スペック、コンセプト、性能、機能、品質、デザイン、価格、産地、開発者、開発期間、販売する理由、
■商品の利点
その商品の『特徴の働き』や『特徴の意味』の事。従来との比較で、優位性で説明します。
新しくできる事、得な事、節約できること、省ける手間などなど。
■手に入れる利益
その利点によって得られるメリットです。経済的なプラスや、心理的な満足で効用を説明します。
楽できる、節約できる、エコできる、不安がなくなる、満足できる、
などなど。
■証拠
プレゼンテーションを裏付ける証拠です。誰もが認める客観的な証拠モニター結果、アンケート結果、科学的数字、などなど。
商品ページで書く順番は、この順番です。売れまくっている商品ページはほぼこの順番で書いてあります。
1 利益 (ベネフィット)
2 証拠 (エビデンス)
3 特徴 (フューチャー)
4 利点 (アドバンス)
で、最後の5として、行動を起こしてもらう(購入してもらう)ためのクロージング(買う気をたしかめ、商談をしめくくる)をいたします。
『それでは、買い物ボタンを押してレジへお進みください』
というような文章です。具体的になにをしてほしいのかを必ず記述しましょう。注意点としては、ターゲットがどのような利益に興味があるのかというところをふまえることです。利益を具体的に書けば書くほどターゲットが絞られ、販売につながります。